昨秋、札幌市と鹿児島市が観光・文化交流協定を結びましたが、この締結には薩摩藩士・村橋久成が大きく関わっています。
名家に生まれた村橋は英国留学後、箱館戦争終結に尽力、黒田の勧めにより開拓使に入り、この地で産業振興に情熱を傾けました。七重官園、麦酒醸造所、製糸所などを建設、どの事業も好調でした。しかし、開拓使廃止の前年、突然地位を投げうち行脚放浪の旅に出ます。
11年後、神戸の路上で行き倒れの姿で発見されましたが、救いも求めず息絶えました。
不屈の意志を貫いたサムライ村橋久成の北海道に果たした功績と壮絶な生き様を学びます。
日 時: 平成26年5月21日(水)および28日(水)
18:45~20:45 【全2回】
場 所: ちえりあ2階中研修室 2
講 師: 田中 和夫 札幌文学・発行人 作家
第1講 5/21(水) 村橋久成の生涯 ①
~生立ちから英国留学、そして札幌へ~
第2講 5/28(水) 村橋久成の生涯 ②
~北海道産業の構築、失意、流浪の旅へ~
終講致しました。有難うございました。