長く続いた武士による封建社会から脱し、近代国家へと歩もうとする日本でしたが、その国策をめぐって首脳陣は対立していました。一方、廃刀令や金禄公債証書発行条例の発布で旧来の特権・矜持を奪われた士族たちの不満も高まっていました。1877年、九州各地が戦場となった、日本の「最後の内戦」西南戦争は、明治維新の立役者、西郷隆盛を総大将に擁立し激戦の末、切腹という形で終結しました。この中で、開拓使は北海道の屯田兵を熊本の激戦地に派兵した経緯があります。
この講座では、西南戦争の背景や経緯を学び、屯田兵の派兵を含む戦争の様子を追いながら、戦場となった地域の歴史的意義や現代への影響を考察します。
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